コールセンター採用担当者が語るシニア世代採用の本音

コールセンターでのクレーム対応仕事
60才
60才

最近コールセンターの求人が多いけど、どんな仕事なの?60代でも採用してもらえるかな?

62才
62才

コールセンターは何歳まで働けるの?

と気になっている方も多いでしょう。体が元気なうちは、いくつになっても働いていたいですよね!

私はコールセンターで15年働き採用に関わっていましたが、コールセンターのオペレーターは、シニアの方にもおすすめできる仕事だと思っています。

この記事では、

  • コールセンターって具体的にどんな仕事をするの?
  • コールセンターは何歳まで働ける?年齢制限はあるの?
  • コールセンターの仕事をシニアにおすすめしたい理由
  • 採用されるためのポイントってある?

について解説します。

年齢とともに、だんだんと仕事の選択肢が減ってくる中で、きっとお役に立つはずです。是非最後までお読みください。

この記事を書いた人
  • コールセンター歴15年
  • オペレーター、SVを経てマネージャーに昇進
  • オペレーターの採用担当

コールセンターって具体的にどんな仕事をするの?

コールセンターの仕事は、「受信(インバウンド)」と「発信(アウトバウンド)」があります。

受信(インバウンド)発信(アウトバウンド)

電話を受ける電話をかける
職種通販会社の受注
コロナ窓口
カード会社からの各種問い合わせ
化粧品の使い方などの問い合わせ
PC製品の技術的なサポート
など
市場調査
支払い催促
商品のセールス
営業のためのアポイント取り
特徴・基本的に「待つ」仕事なので、
電話が鳴らない時間もある

・いろいろな人と話ができる

・お困りごとを解決できれば感謝される

・企業のことや商品知識など覚えることが多い

・PCでの検索作業が多い
・基本的にかけ続ける仕事

・無碍に断られたりガチャ切りされることもある

・マニュアルどおり伝えればいいので、
あまりイレギュラーは発生しない

・PCスキルはそれほど求められない

・インセンシティブ(報酬)がプラスされることもある
研修期間1ヶ月~3ヶ月1日~3日
どんな人が向いてる?人の話をよく聞いてあげられる人

辛抱強い人
断られても一喜一憂しない人

どちらも仕事もメリット・デメリットがあるのと、人によって好き嫌いがあります。

どちらも経験してみると自分がどちらに向いているかわかりますよ。

コールセンターはどのような人材を求めているの?

コールセンターが歓迎する人材は、

  • PCで簡単な入力と検索して調べ物ができる
  • ごく普通の会話ができる
  • 挨拶ができる
  • 明るい
  • 欠勤・遅刻が少ない
  • 管理者のアドバイスを素直にきける
  • 日曜・祝日仕事ができる
  • 残業ができる

など、実はスキルよりも人間性と働く意欲を重視しています。年齢だけでバッサリ判断することはありません。

とはいえ、シニア世代のあなたを指導してくれるのは、自分より年下の管理者たちです。時には、注意されたことに対して「何を偉そうに!」と思うこともあるでしょう。

しかし、年齢は下でもコールセンターのキャリアとしては先輩です。お互いが尊敬の念をもって接することができれば仕事もうまくいくはずです。

シニア世代の方たちに対して採用側が見ているのは、

  • 仲間たちとうまくコミュニケーションが取れるか
  • 管理者のアドバイスを素直に聞いてくれるか

を重視しています。

また、初心者だからという理由でお断りはしませんが、もちろん経験があるに越したことはありません。

コールセンターは何歳まで働けるの?年齢制限はあるの?

正社員または直雇用の社員であれば、たいてい60才で定年を迎え65才まで延長するという会社が多いはずです。

しかし、派遣社員の方は能力さえあれば「何歳になったから終わり」ということはありません。

最近は、高齢化も進み定年の年齢が引き上げられたり、定年制そのものを廃止しようという企業も出てきていますからね。

とはいえ、だんだんと体力が落ちてきたり頭の回転が遅くなるなど限界を感じるのも事実です。

なるべく若いうちに居心地の良いコールセンターを見つけて長く働くというのが一番良い方法でしょう。

コールセンターの仕事をシニアにおすすめしたい理由

肉体労働ではない

一日中ほとんど座っているので、多少足腰が弱くても大丈夫!

逆に、座りっぱなしで大変という方もいますが、会社によってはこまめに休憩があるコールセンターもありますし、トイレに立ったりして皆さん上手にリフレッシュされていますよ。

残業が少ない

業務にもよりますが、オペレーターならほとんど残業はないはずです。もちろん強制されることもありません。

ただし、「残業OK」は採用側からすると大歓迎なので、「残りましょうか?」みたいに申告していただくと喜ばれると思いますよ。

自分のライフスタイルに合わせた働き方ができる

週に3日だけとか、9:00~13:00のみ、という働き方ができるのもコールセンターが人気がある理由の一つでしょう。

幼稚園児のお迎えに間に合うようにとか、お母さんの介護があるから週に3日だけ働くという方もたくさんいらっしゃいます。

シニアの方であれば、通院の都合や体調に合わせて働けるのが大きなメリットです。

また、職種によっては「一週間だけ」「〇月 〇 日」のみ、というように短期の募集があるのもコールセンターの大きな特徴です。

このメリットを活かして、複数の派遣会社に登録して「単発」の仕事がある時だけ働く、なんて人もいますよ。

▼ 登録はこちらの3社がおすすめ

人生経験が活かせる

コールセンターは電話でお客様と話す仕事です。人生経験が長いと、いろいろな言葉も知っているし相手に合わせることもできますよね。この点はシニア世代の方にとってかなりの強みです。

反面、「話が長い」のもシニアの方の特徴なので、「しゃべりすぎ」には注意しましょう。

慣れればいろいろな仕事にチャレンジできる

一口にコールセンターといってもいろいろな仕事があります。前述しましたが、電話を受ける仕事もあれば架ける仕事もあります。

ただし、「簡単なパソコン操作をしながら相手とお話をする」という点では同じなので、一度コツを掴んでしまえば、いろいろな職種にチャレンジすることも可能です。

採用されるためのポイントってある?

採用方法は、主に2通りあります。

  1. コールセンターとあなたが直接契約する
  2. 派遣会社を通して応募する

結論から言うと、60代以降で未経験であれば下記のような派遣会社を通して応募することをおすすめします。

あなたの条件にあった仕事があれば連絡をくれるはずですので、まずは登録だけでもしておきましょう。

登録はこちらから

コールセンターは、派遣会社から送られたデータを元に採用者を決定します。

コールセンター経験があったほうが有利なのは言うまでもありませんが、未経験でも「接客業」や「販売」の経験があればアピールすると良いでしょう。

なぜならコールセンターの仕事は、

「顔の見えない接客業」

だからです。

言いかえれば、接客の武器は「声」しかないので、明るく感じの良い話し方が出来る方は大歓迎!

ちなみに60代以降の方は、お話はとても上手なのですがPC操作でつまづく方が多いんですよね。

いやいや「最近スマホに変えたしPCも使えるし!」と思いがちですが、コールセンターのほとんど「口と手を同時に動かす仕事」なので、年齢の高い方ほどその動作がむずかしいようです。

今からコールセンターで働こうと考えている方は、日常的にパソコンやスマホに慣れておくと良いですよ。

  • PC操作(特に検索)になれておくこと
  • 「接客業」や「販売」の経験があればアピールする
  • 日祝の出勤や残業ができればなお良い
  • 明るく感じの良い話し方ができる方大歓迎

基本的なコールセンター用語を覚えておこう

ヘッドセット

コールセンターならではの用語があるので、ごく基本的なコールセンター用語をご紹介します。

コールセンターは「カタカナ用語」が多いので耳慣れておくと良いでしょう。

スクリプトお客様との会話の流れを台本にしたもの
アポ取りお客様と(セールス)の約束を取る仕事
架電電話をかけること
エスカレーション応対中困った時に手を上げて管理者の指示を仰ぐこと
スーパーバイザー(SV)オペレーターの管理をする人。現場責任者。
研修なども行う
不出・不接相手を呼んでいるが出ないのが「不出」
回線そのものが繋がっていない状態が「不接」
ヘッドセットマイクとイヤホンが一体になった装置
手を空けられるのでPC操作が可能
応対品質会話の良し悪しを図る指標
保留電話機の保留ボタンを押し、お客様をお待たせすること
待呼・放棄呼電話が混み合い、ずっと待っていたり
待ちきれずに電話を切ってしまったお客様の数を示すもの
オープニング電話に出て一番最初の言葉
「お電話ありがとうございます。〇〇でございます」
クロージング電話を切る直前の言葉
「またの電話おまちしております」

〈よく使うPC用語〉

ログイン・ログアウトユーザとしてファイルやソフトを操作できる状態にすること
別タブで開く複数の調べ物がある時、
それぞれ別々に見られるように開く方法
パスワードロック暗証番号を何度か間違えたため、システム利用に制限がかかること
ローマ字入力キーボードの入力方法の一つ。
コールセンターは「ローマ字入力」がおすすめ
シャットダウンシステムを終了すること
ID一人ひとりに与えられる番号。誰が使っているかわかる
立ち上げる電源を入れて操作できる状態にすること

在宅コールセンターという選択肢もある

昨今のコロナ事情で、コールセンターも感染予防のために規模を縮小したり、閉鎖してWebの問い合わせだけにしている企業もあります。

そんな中で今注目を集めているのが「在宅コールセンター」

個人企業が経営しているので採用条件もあって無いようなものですし時間も自由です。なんたって、だらしなくしてても顔が見えないのがいいですよね。

下記の会社は、実際私も説明会に参加しましたが怪しい会社ではないので安心してください。

会員登録して説明会を聞くだけでも役に立ちますよ!

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【最後に/まとめ】

今回は、「コールセンター採用担当者が語るシニア世代採用の本音とは?」についてコールセンターの現状をお話しました。

コールセンターの仕事とは?具体的にどんな仕事をするの?

大きく分けて「受信」と「発信」の2種類。PCを使いながらお客様とお話しする仕事

コールセンターはどのような人材を求めているの?

スキルより人間性重視!

コールセンターの仕事を シニアにおすすめしたい理由

人生経験が活かせる、ライフスタイルに合わせた働き方ができる、肉体労働ではない

採用されるためのポイントってある?

派遣会社経由で応募すること。接客業の経験があればアピール!

おすすめの派遣会社

ジョブリンク
キャリアリンク 
マイナビスタッフ

コールセンターの仕事は今や時代の花形です。慣れるまでは努力が必要ですが、身につけてしまえば老後のお小遣い稼ぎとして立派なスキルになります。

私の会社では、70代の方もたくさんいらっしゃいましたよ。いまさら…なんて思わずに一歩踏み出してみましょう!

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