- 「今のつらさから抜け出したい」
- 「助けてほしい」
- 「逃げ出したい」
今、この記事を読んでくださっている方は、おそらく毎日悶々した日々を過ごしていることでしょう。その辛さは誰にもわからないし、下手な励ましもかえって恩義せがましく思えたりするもの。
今回ご紹介する言葉は、実際に私が助けれ励まされてきた言葉ばかり。
あなたを助けてくれる言葉がきっとあるはずですよ。
励ましの名言・心に響く言葉集
著名人の「心に響く言葉」
どんな世界でも何かを成し遂げた人の言葉というのは重みがあるもの。ここでは有名人が残した「心に響く言葉」をご紹介します。
「やってみせ 言って聞かせてさせてみせ 褒めてやらねば人は動かじ」
太平洋戦争時代の日本海軍の指揮官「山本五十六(やまもといそろく)」の言葉。暖かい性格で人を差別することもなく、多くの兵士に慕われていたといいます。
実は、この言葉には続きがあります。
「話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず」
この言葉は人を育成する上での大事なポイントを示しています。
私が下着メーカーの代理店として後輩の指導にあたっている時、いつもこの言葉に助けられてきました。
人間は褒められると嬉しいものですが、特に今の若い世代は「3つほめて1つ叱る」くらいでないと受け入れてもらえませんからね。
「成功とは成功するまで続けることだ」
パナソニック(旧松下電器産業)を一代で築き上げた「松下幸之助」さんの言葉。「経営の神様」と呼ばれ、94才で亡くなるまで政治家の育成にも尽力されました。
この言葉は、裏を返せば「途中でやめた時点で終わりだよ」ということです。
もともと頑固で意地っ張りな私。簡単にはあきらめない性格なのですが、慣れない仕事で行き詰まった時、続けることの難しさを思い知りました。
そんな時、「99人の人があきらめても自分だけあきらめなければ想いは叶う」とプラス思考に考えられたのは、この言葉のおかげです。
「強いものが勝つのではない 勝った者が強いのだ」
サッカー界の名言といえばこの言葉。
この言葉は元サッカー西ドイツ代表のフランツ・ベッケンバウワーが、1974年のワールドカップ西ドイツ大会の決勝「オランダVS西ドイツ」戦において、オランダ優勢と思われている中で西ドイツが勝利したときの言葉です。
個人的には「結果が全て」という意味に捉えていますが、投げやりな意味ではなく「勝つのは勝つだけの理由がある」と意味だと解釈しています。
「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなしものは 心なりけり」
江戸時代末期の長州藩士で27才という若さで亡くなった「高杉晋作」の名言。
この言葉の意味についてはいろいろな説がありますが、私が良い言葉だな~と思ったのは、
「おもしろいか、おもしろくないかは自分の心が決めるもの」
と捉えたからです。
本当の意味は高杉晋作さんに聞いてみなければわかりませんが、「自分が幸せと思えば幸せ」って思うのと同じではないでしょうか。
「すべては自分の心が決める」んですよね…
「親切という名のおせっかい そっとしておく思いやり」
日本の詩人・書家である「相田みつを」さんの名言。「にんげんだもの」がベストセラーになりその独特な画風と名言を誰しも一度は聞いたことがあるでしょう。
わたしは常々、「思いやりってなんだろう」「優しさって何?」と考えます。
なぜなら、この言葉のように「そっとしておく」のも優しさの一つなんじゃないかな?って思うから。
手を差し伸べてほしいときは手を貸し、そっとしておいて欲しい時は離れて見守る
相手の心を察することが上手な人になりたいです。
「育てたように子は育つ」
「育てたように子は育つ」。実はこれも相田みつをさんの名言です。
この言葉を聞くと今でも、子育てに悪戦苦闘していた頃を思い出すんですよね。
子供が大きくなって、「こんな子に育てたつもりはなかった」とか「誰に似たんだろう」などと言う親の言葉を聞きますが、何にでも原因があって結果があるように、
結果(子供)を見れば原因(親)がどのように育てたかがわかる
という意味でしょう。
つまり、自分ではそんなつもりじゃなかったとしても、実際は結果につながるような行動をしているものだよってこと。
ちょっと耳が痛いな…。
「青春とは人生のある期間を言うのではなく 心の持ち方をいうのだ」
この言葉は、アメリカの実業家・詩人のサミエル・ウルマンが、70代の頃に書いた「青春の詩」という詩の一節。日本では「人生の応援歌」として受け入れられています。
私の人生もとっくに半分過ぎたけど、歳を重ねるごとに奥深く感じられる言葉です。
「もう年だから..」などと言っている場合ではありませんね。
「世の中の大事なことって、たいていめんどくさいんだよ」
この言葉をくれたのは、みなさんご存知ジブリの「宮崎 駿」さん。
初めて耳にした時「やっぱりそうなのか~」とショックでしたね。
「日々めんどくさいと思うことが実は大事なこと」「やらなければいけないこと」と、頭ではわかってるつもりでも、やっぱり面倒だと思うことばかりで自己嫌悪。
そんな時こそ、「よし、やったやるぞ!」とたすきを締め直さなければいけないんですよね。
『君には無理だよ』という人の言うことを聞いてはいけない
この言葉は、アメリカの元プロバスケットボール選手で現在は実業家としても活躍している、マジック・ジョンソンの詩の一節です。
我が家ではこの詩をずっとトイレの壁に貼って、否が応でも毎日眺める日々。
私が仕事で行き詰まったとき、息子がサッカー人生を貫く決心をしたとき、娘が進路の選択を迫られたとき、きっと力になったであろう言葉です。
『君には無理だよ』という人の言うことを聞いてはいけない。
もし、自分で何かを成し遂げたかったら出来なかった時に他人のせいにしないで自分のせいにしなさい。
なぜなら彼らは成功出来ずに途中で諦めてしまったから。だから君にもその夢を諦めてほしいんだ。
不幸な人は不幸な人を友達にしたいんだ。決して諦めては駄目だ。
自分の周りをエネルギーで溢れ、しっかりした考え方を持っている人で固めなさい。
自分の周りを野心で溢れ、プラス思考の人で固めなさい。
近くに誰か憧れる人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい。
君の人生を考えることが出来るのは君だけだ。君の夢が何であれ、それに向かっていくんだ。
何故なら君は幸せになるために生まれてきたんだ。何故なら君は幸せになるために生まれてきたんだ。
マジック・ジョンソン
特に最後の一文が素晴らしいと思いませんか。
「君は幸せになるために生まれてきたんだ」
オリジナルの「心に響く言葉」
ここからは、私のオリジナルを含めて私を支えてくれた言葉をご披露します。
「明日は明日の風が吹く」
「座右の銘は?」と聞かれた時に、真っ先に出る言葉が「明日は明日の風が吹く」。
私はもともとおおざっぱで細かいことが苦手なのですが、何か面倒なことにぶち当たったときはこの言葉を思い出して「なんとかなるさ!」って開き直っています。
それでも悶々とする時は、「悩むと10才老けるぞ!」って。
子は親の言うことはきかないけど「すること」は真似る
私は26才の時に、生まれ育った横浜から札幌に嫁いできたため、誰も頼る人がいなくて心細い子育てでした。でも、子育てをしながら気づいたんです。
「私が我が子にしていることは、母が私にしてくれたこと」
だと。
母子家庭だったので母は仕事で忙しく、ゆっくり話をした記憶はありませんが、反面ガミガミ怒られた記憶もない。
記憶にあるのは、いつも台所に立ってご飯を作っている後ろ姿だけで、母は私のすることに対して「ダメ」と言ったことは一度もありません。
私が子供たちに対して「やりたい事は何でもやってごらん」という育て方ができたのは、まさに私が母にされたことだと気づいんたんですよ。
「親の背を見て子は育つ」ってことですね。
「お母ちゃんが反対してやめるくらいなら最初からするな」
母子家庭で育った私が、母一人横浜に残して北海道で暮らすことを決めた時の母の言葉です。
人の親になってみて、ようやく母一人子一人で育てた娘を北海道に嫁がせる親の気持ちがわかるようになりました。
この言葉の裏側には「自分が決心したんだから行きなさい」という最高のエールが隠されていたんです。
今思えば本当は反対したかったかもしれないのに、背中を押してくれた母。
「母」って偉大ですね。
始まれば・・終わる
人生って、めんどくさいことや憂鬱なことの連続ですよね。
この言葉は、
やりたくないな~いやだな~と思っている時間(期間)が憂鬱なのであって、実際「いやなこと」が始まってしまえば、あとは終わるだけだよ!
という意味です。
ちなみに私は持病があって年に一回「大腸カメラ検査」を受けるんですが、いつも登場するのがこの言葉。今まで何回いや、何十回とこの言葉に助けられてきました。
みなさんの辛さも、すでにゴールに向かってるんですよ…
自分は絶対裏切らない自分のサポーター
人間関係がうまくいかなくて孤独を感じ、世界中で一人ぼっちになったような悲しさを感じた時に登場するのがこの言葉。
そういう時は自分にこう言い聞かせます。
世界中の全てが自分の敵でも、絶対裏切らない味方がここに一人いるじゃないかって。
言い変えるなら、自分がどんなにちっぽけな人間でも、自分を守るのは自分しかいないんだとも言えますね。
背目手足服(せめてあしふく)
私がフィッティングアドバイザーの仕事をしている時の上司に教えてもらった言葉。この言葉は「人間性は全身の至るところに現れる」という意味です。
背=曲がっていたら元気がなく淋しそうにみえる
目=目を伏せたり目をそらすのは自信のなさの表れ
手=名刺を差し出すときの手つきとか、指先に心遣いが感じられるか
足=人と話すときに足を組んだり、靴が汚れていないか
服=清潔なものを身に着けているかどうかで暮らしぶりや性格がわかる
今思えば、私の中に出来ていない部分があって、忠告してくれたのかもしれません。
一生懸命努力することはいいけれど「頑張る」ことはダメ
ここで言う「頑張る」は「意地を張る」「意固地になる」という意味。私がこの言葉を意識しているのは、何を隠そう自分が「強情」で「意地っ張り」だからです。
とはいえ「一生懸命努力する」ことと「頑張る」ことは紙一重で、はっきり区別できるわけではありませんが、「意地を張る」と言う自分の弱点の戒めとして意識している言葉です。
会うは別れのはじまり 別れは出会いのはじまり
この言葉をかみしめながら失った恋に耐えていた頃が私にもありました…。
また恋愛ばかりでなく、友人や人付き合いでも別れの辛さを乗り越えながら人は生きていかなければなりません。
もし、今恋愛で悩んでいたり別れを経験して生きる気力をなくしている方がいたら言ってあげたい。
「次の出会いが待ってるよ」って。
「良いか悪いか」じゃなくて「やりたいかやりたくないか」
進むべき道を迷ったときや、物事が決められないときは自分に問いかけてみてください。
「やりたいの?やりたくなの?」って。
そもそも「良い・悪い」は何と比較して判断するのでしょう。ある人にとっては良いことでも別の人にとっては悪いことかもしれませんよね?
だったら、
「良いか悪いか」じゃなくて自分が「やりたいかやりたくないか」
で進んでいったほうがずっと簡単だし、後々後悔することも少ないですよ。
最後に/まとめ
今回は、『人生に行き詰まった時に読むべき励ましの名言・心に響く言葉集』と題して、著名人の名言や私の人生を支えてくれた心に響く言葉の数々をご紹介しました。
人間には困難を乗り越える力が備わっているといいますが、自分一人では乗り越えられないこともたくさんあるのが現実です。
そんな時に「あなたの心に響く言葉」をいくつか持っていれば、人生の岐路に立たされた時でも言葉の力を借りて乗り越えていくことができるはずです。
明日はきっといい日になりますよ!